1. 環境保全活動への取組みについての現状把握と課題
(「グリーン経営推進チェックリスト」に基づく現状把握と今後の課題)
(1)環境保全のための仕組み・体制の整備
環境方針を策定し、環境保全管理者及び推進体制を定め、従業員に対して環境関連法規制の内容を伝えるなどしている(レベル1)。今後は、環境保全に関する積極的な取り組み項目を定め、管理責任者などの役割や責任権限の明確化をはかり、従業員に対して環境方針の徹底や環境に関する一般的な情報を定期的に伝えて環境保全意識の向上を図るなど(レベル2)の取り組みが必要である。
(2)エコドライブの実施
認証項目以外の取組みができていない。また、昨年度は燃費目標が未達成で、今後は目標達成に向けた計画的な取組み(SD研修会)が必要である。特に燃費実績が悪いドライバーの個別指導・実技講習の実施、優秀ドライバーへの表彰、グループ別活動を実施していく必要がある。
(3)低公害車の導入
国や自治体の定める低排出ガス認定車は既に導入しているが、CNG車、ハイブリッド車などの国の定める低公害車は他に比して整備費用がかかることから導入は比較的難しい。しかし効果的な大気汚染防止という観点から今後も低公害車に準ずる最新の排出ガス規制適合ディーゼル車の導入に努め、かつ可能であれば低公害車の導入を考慮する。
(4)自動車の点検・整備
おおむね各項目ともレベル2の取組みは実施している。
(5)廃棄物の適正処理およびリサイクルの推進
廃棄物処理は適正に実施している。従業員への廃棄物に関する教育も実施している。
(6)管理部門(事務所)における環境保全の推進
管理部門従業員に対する環境教育は現場従業員とともに実施し、エコマーク製品の購入、廃棄物分別の徹底、不要照明の消灯などは実行できている。使用エネルギーや廃棄物の発生量の把握ができていない。
2. 目標
(1)環境教育の推進
(2)燃費向上:対前年比1%向上(事業所平均燃費:6.10km/L)
(3)事務所での環境保全の推進:エネルギー使用量および廃棄物排出量の把握
3. 目標達成に向けた具体的な取組み内容
(1)「環境教育の推進」に向けた具体的取組み
朝礼や掲示などを通じて、環境に関する一般的情報(環境の現状、問題、将来的な危惧など)や毎月の燃費実績等について、継続的に情報提供、教育を行い、従業員の環境意識の啓蒙を図る。
(2)「燃費向上 対前年比1%」に向けた具体的取組み
班会議のテーマにエコドライブを盛り込み、班ごとにエコドライブリーダーを決め、目標、行動計画の策定、進捗状況確認を毎月おこなう。
待機時のアイドリングストップ徹底のため、蓄熱マットを導入する。
計6台分:10月3台、11月3台
(3)「事務所での環境保全の推進」に向けた具体的取組み
ゴミの分別を再徹底し、係ごとに毎日ゴミの量を種類ごとに計測し、記録し、月次実績を電気使用量とあわせて公表する。下期より、上期実績を踏まえた削減量の目標をたて取組む。
令和元年9月1日
フジモト運輸株式会社
環境保全管理責任者
代表取締役 小野光治